博士前期課程

行動科学領域

行動科学領域では、こころの働きおよび脳の機能について、人や動物の行動科学的研究を多角的に進めています。本領域には6つの研究グループがあり、主に実験動物(マウス、ラット)を対象とした比較心理学・比較認知科学的アプローチ、行動神経科学・行動神経内分泌学的アプローチ、人を対象とした精神医学・発達障害学的アプローチにより心的機能の解明に取り組んでいます。

具体的な研究テーマとしては、選択交配系動物を用いた行動遺伝学実験、性行動や養育行動、情動行動の発現に関わる神経内分泌メカニズムの解明、学習・記憶に関わる神経メカニズムの解明、様々な発達障害や精神疾患の病態および神経メカニズムの解明とその援助の臨床的活動などが挙げられます。

教育カリキュラムにおいては、広い意味での行動科学(心、行動、精神機能に関する科学)の高度専門職業人の養成と、比較心理学、行動神経科学、精神機能障害学の各分野における第一線の研究を推進できる研究者の養成を目指しています。

研究題目

  • 思春期のステロイドホルモン環境が雄マウスの情動・社会行動に及ぼす影響
  • 新生仔期 母仔分離経験が後の情動・社会行動に及ぼす影響
  • 海馬の機能的構築に関する研究
  • ラットのメタンフェタミンによる条件性場所選好の習得および再燃におけるドーパミン受容体の役割
  • ラットの心的外傷性ストレスが後の恐怖条件づけに及ぼす効果
  • 失語症者の音読における単語属性の影響:漢字かな問題の再検討
  • 認知症の人々に対する非薬物的介入プログラムと評価法の開発